おばぁちゃんとの時間

jyunbi
このお話は、電子出版社ハッカドロップス発行の電子書籍
「亡くなったあの人に伝えたい言葉」に掲載されたもののうちの1編です。
インターネットを通じて募集をかけ、全国から集まりました。
すでにこの世にいない方へのメッセージは、一方通行で返事がないものです。
しかし、文章にすることで、書いた人の心の整理や、明日への一歩につながると思います。
またこれらのエッセイを読ませていただきながら、自分も1日1日丁寧に誠実に生きていきたいと感じました。
あなたにとってこの本が何かのきっかけになることを願っています。

おばぁちゃんとの時間。

しょこら娘

私のおばぁちゃんは、昔から細かいことにもすごく厳しい人でした。
洗濯物は白い物と黒い物、色物は別にするように。
畳の上の掃除機をかける際は、引っ張ってはいけない、持ちあげなさい。
雑巾掛けの後は必ず乾拭きをしなくてはいけない。
食事中はきちんと正座をして食べ終わるまでは足を崩してはいけない。
などなど、お箸の持ち方1つにしても、細かいことにもとても厳しかった。
小さい頃はそれがとてもうるさいなと思い、厳しいおばぁちゃんの事が嫌いだと母によく話していました。
私が社会人になって、おばぁちゃんはパソコンを使うようになりました。
私がパソコンが得意なのを知っていたおばぁちゃんは、私にパソコンのことをいろいろ聞いてくるようになりました。
そうして私はよくおばぁちゃんのところに行くようになり、一緒にパソコンをするようになりました。
おばぁちゃんはお花の絵を描くのがとても好きでした。
それを絵葉書にし、パソコンで住所を入力したものをいつも私に送ってくれていました。
そんな日々が3年ほど続き、ある時おばぁちゃんに癌が見つかり、急遽入院することになりました。
昔からタバコを辞められなかったおばぁちゃんは、今まで吸っていたタバコよりも弱いタバコに変えつつも入院中もこっそりタバコを吸っていました。
おばぁちゃんのお見舞いに行くと、そんなおばぁちゃんのこっそり吸うタバコの時間に付き合い、私はジュースを買ってもらったり、病室ではお花の絵を描きながら一緒にお菓子を食べたりと楽しい時間を過ごしたことを覚えています。
それでも、日に日に寝ている時間の方が多くなっていったおばぁちゃん。
いつもと変わらず、仕事が終わりおばぁちゃんの病院に向かうと、いつもの病室ではなく別の部屋におばぁちゃんが移動していました。
母にそのことを告げようと思い一度自宅に帰ると、病院から電話があり、母が病院に向かったとのことでした。
大丈夫だからと言われた私は翌日も普段通りに会社に出勤。
出勤してまもなく父親から電話があり、おばぁちゃんが亡くなったと聞きました。
急いで病院に向かった時にはおばぁちゃんはもう病室ではなく、暗い部屋にいて…。
どうして昨日病院を出てきたのだろうと後悔が今でも胸に残っています。
おばぁちゃん、私はいま結婚をして優しい旦那さんもいて、可愛い子どもにも恵まれて、毎日とても楽しく過ごしています。
おばぁちゃんと病院で過ごしていた日々、その時に付き合っていたと話していた彼が今の旦那さんなんだよ。
おばぁちゃんに合わせてあげたかったです。
おばぁちゃんに言われた洗濯の仕方、掃除機のかけ方、雑巾の使い方、いまこうして母親になり、家事や育児の最中にたくさんたくさん思い出します。
そしてきっと同じことを我が子に言っていると思います。
あの時私が思ったようにうるさくて嫌いと思われてしまうかもしれませんが、同時おばぁちゃんがそのように教えてくれていたことが、いまではとても役に立っています。
あの時は素直に聞けなくて本当にごめんね。
もっともっといろんなこと教えてもらいたかったなと今ではとても思います。
もっと早く結婚して、もっと早く出産していたら、ひ孫の顔も見せてあげられたのに、遊んでばっかりいたから、遅くなってしまいました。
おばぁちゃん、おばぁちゃんがくれたお花の絵の絵葉書、いまも大事に残ってます。
お花の絵を描きながら、色の塗り方を教えてくれたから、私はいま子どもにぬりえを教えてあげるのが楽しくて仕方ないです。
今更なのに伝えたいことがありすぎて困ってしまいます。
ごめんねとありがとう。そして、おばぁちゃん、大好きです。

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