動画を電子書籍で活用する方法

動画を電子書籍で活用する方法

文章系電子書籍の特徴として、動画にリンクが貼れるということがあります。
電子書籍に動画を埋め込むと電子書籍データ自体が非常に重くなるので、多くの方々は動画を外部サーバーに置いてリンクさせる方法を採用しています。
電子書籍に動画を加えて、インタラクティブな電子書籍を作りましょう。

動画が重宝されるのは

写真より動画の方が重宝されるシーンとしては
・お菓子づくりの際の細かい細工
・着物の帯の結び方
・子どもの髪の毛をカットする際の手順
・木工品の削り出しや加工の工程
・写真撮影のカメラのセッティングのコツ
など。
市販されている紙の本で、1工程ごとに写真で詳しく解説しているものは、すべて動画に置き換えても良いかと思います。
ただし、人が見ていられる動画の長さは1分か、最長でも2分が適当だと言われています。
動画は本と違って読み飛ばしができないので、長い動画はイライラされます。
動画で伝えたいことがたくさんあるなら、2分以内の動画を10個用意するなど工夫しましょう。
長時間に渡って1本の動画を撮影して、編集して2分以内に収めるより、最初から2分以内(タイトルをつけたほうがいいので、1分50秒以内)に収めた動画を撮影したほうが良いように思います。

一時期、「まずはこの動画をご覧ください」とウェブサイトやブログの冒頭に豪華なエフェクトを入れた長い動画を設置する方法が流行りましたが、最近は減ってきています。
電子書籍とはいっても基本は文章で、画像で説明するよりも動画のほうが伝わりやすい場合のみ動画にしたほうが、最後まで読んでもらえる電子書籍になると思います。

撮影前にシナリオを書こう

たった2分の動画であっても、シナリオを書きましょう。
それを人に聞きやすいスピードで話して、同時に手を動かす必要がある場合は動かしてみて、そのシナリオで2分に収まるかテストしてみましょう。
TVの中継シーンで新人アナウンサーがテンパってしまって「えーと」「あのー」をやたら繰り返す事がありますが、視聴者は気がつくと「えーと」と「あのー」の数を数えることに集中してしまい、新人アナウンサーが伝えたかったことが全く伝わっていない事があります。それでは意味がありません。
自分の話し方や声に自信が無い人ほど、シナリオを書く事で、伝えたいことが正しく伝わり、撮影時間も短縮されます。
自分の声が流れることが本当に嫌だったら、とりあえず小さい声ででもシナリオ通りに話しながら手順を撮影し、後で声を消して音楽を挿入しながら文字テロップを入れることもできます。

撮影前に絵コンテを書こう

絵コンテというのは、撮影時の出演者の立ち位置とかカメラの動きなどを指定する絵入りのシナリオのようなものです。
電子書籍に挿入される動画を撮影する場合、
・カメラを三脚に固定して、著者がカメラのスイッチの入り切りまで全て自分で行う(1人撮影)
・カメラを三脚に固定して、著者が手を話しながら手を動かして、撮影補助のお友達などにスイッチの入り切りを手伝ってもらう(2人撮影)
がほとんどではないかと思います。
絵コンテがあると、撮影補助の方にも伝わりやすいです。
ざっくりで構いませんので、描いておきましょう。
シナリオや絵コンテを書く際に、撮影に必要な道具や備品が全部揃っているかも確認しておきましょう。
ちなみに、料理動画を撮るのに爪がのびていてマニキュアがべったりとか、手元を撮るのに袖口が汚い、撮影に登場する道具が汚れているなどは、印象を悪くするので気をつけましょう。
撮影の為に全て新品の道具を揃える必要はありませんが、刃物はよく研いでおくとか、撮影に使う作業台は余分な物を置いていないだけで「道具を大切に使っている」「仕事ができるプロ」という良い印象を与えます。

動画を撮影しよう

デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、スマートフォンなどで動画を撮影します。
動画の縦横比に指定はありませんが、電子書籍がスマートフォンで見られる事を考慮して、動画のアスペクト比が 4:3が妥当ではないかと思います。
電子書籍は読むモバイルツールによって画面の大きさが違うので、どのサイズが正解というのがありません。
電子書籍に使う動画を、ご自分のスマートフォンを使って再生してみて、大きさを確かめてください。
1度撮影したら、必ず通して見直し、分かりやすく説明が出来ているか、声は聞き取りやすいかなどチェックして、不備があれば撮り直ししましょう。

動画を編集しよう

<オススメの動画加工ソフト>
ウィンドウズ・ライブムービーメーカー
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/movie-maker
マイクロソフトが提供している無料ソフトです。
他にも良い無料ソフトがたくさんあると思いますが、ダウンロードする際に余分なアプリやブラウザなどを勝手にダウンロードされてしまう場合もありますので、配布元には注意しましょう。

ウィンドウズ・ライブムービーメーカーの全体的な使い方は、このサイトを参考にしてください。
http://tsukaikata.net/moviemaker/?cat=5

動画にタイトルをつけましょう

動画にはそれぞれタイトルを入れましょう。
タイトルに盛大なアニメーションを入れるとカッコ良く見えますが、何本もそれを見せられるとうっとおしく感じるので、なるべくシンプルなものをつくりましょう。
初期設定にある黒背景に白文字が浮き出すものとか、タイトル文字が書いてある画像1枚を挿入する程度のものが良いでしょう。

動画をアップロードしよう

動画を電子書籍とリンクさせようとする人は
①youtubeで動画を無料公開しつつ、その動画URLを電子書籍の本文とリンクさせる
(動画だけはだれでも見られる)
②Youtubeで動画を限定公開しつつ、その動画URLを電子書籍の本文をリンクさせる
(動画のURLを知っている人しか動画を見る事が出来ない)
③Amazon Cloud Driveなどオンラインストレージサービスに動画をアップロードして、その動画URLと電子書籍の本文をリンクさせる
(動画のURLを知っている人しか動画を見る事が出来ない)

のいずれかの方法を使っています。ご自分の使いやすいサービスを利用してください。

Youtube

Amazon Cloud Drive
アマゾンは電子書籍を半永久的に販売する、といっています。つまり電子書籍にリンクされている動画も、電子書籍が販売されている間は見られる状態になっていなければいけません。
リンク先が変更になっていないか、ときどき確認しましょう。